Ryuno Main Floor

天体観測ドームを改築したビオトープ・サロン。星系内外から客人が自由に立ち寄れる。

Furrexia System, Regulus2

複合的な商業ステーションのドックに移築されたRyunoはサロンとしての役割も担っている。

Ryuno Main Floor

科学探査船によって採取された珍しい植物が植樹され、また部分的な小動物も放流飼育されている。

Ryuno Crew

RYUNOのメインカウンターには人間・ファレクシアン・ハイブリッド等多彩な顔ぶれが集う。

都市構造

都市構造はセンターのAIが交通網を常時監視・スキャンしており円滑な都市運営が約束されている。

2016年3月11日金曜日

Ryuno 001


-恒星系から放出されるガスや刻一刻と変化する光がさまざまに交差しながら反射し、
複雑な輝きの大星雲を形成している…。惑星ファレクシア軌道上の宇宙ステーションはDreaming Jewel…夢見る宝石と称されており、ドームからの眺望は中々圧巻で、様々な星の科学現象を調査・研究している科学士官でも初めて見た者は皆息を飲み、その美しさに見とれる程だ。

そんな絶景を擁する天体手観測ドームは、ファレクシアと地球圏のさらなる友好的関係の発展の為、フェイズ464に寄贈されたものだ。
このリュノと名付けられたドーム構造のパブは、連邦政府が大規模な改修と機能追加を施し、
今は無きレムス・インダストリーの技術の粋を結集して建造された科学探査船リュノスが、
このファレクシアへと曳航してきた事から、リュノと名付けられた。

天体観測ドームに加えて地球圏やファレクシアの辺境惑星に生息する植物の植樹や小型生命体を飼育し、いわゆるビオトープとしての機能を持たせたものとなっており、
クルーやファレクシア人の交友の場としてのサロンの役割もある。

惑星ファレクシアの地表は山岳地帯や砂漠が多く、手つかずの自然がそのままに残されており、豊かな鉱物資源を擁する事で知られている。 都市部は工業地帯として興隆しており都市近郊には鉱山会社も多く、一攫千金を求めて多くの商人や鉱員が集まってきている。 一方で郊外は小規模な集落が点在しているが、豊かな鉱物資源を活かした細工物、宝飾品等が観光産業の目玉となっており、これらを求めてバイヤーや個人が星系を訪れる事も多々あるが、一方で密輸・盗掘に加担する者も近年増加傾向にあり、警戒を強めている。
ファレクシア人は主要構成民族のファレックスと、亜種で有角のタウレガ、シプノ等が確認されているが、一部の星系外の者からは獣人と揶揄されている側面もある。
その呼び名が表す通り、代表的なファレクシアンは哺乳動物のような獣毛に覆われた体躯や、堅牢な鱗状の皮膚を有している。
そしてリュノにも、ファレクシア出身者が最近増加傾向にあり、技術協定の為星系を訪れる人類との良い交流の場にもなっているのだ。
リュノは旧地球暦で言うところの時間単位で言えば、大体週に2度開店しており、登録されているクルー数名のうち、その日勤務可能な者が店を開ける仕組みになっている。

リュノのバーテンダーの事をクルーと言うのは、リュノの建造元であるレムス・インダストリーを擁する連邦政府の船リュノスの艦内設備としてのドームが元になっていることと、リュノ寄贈後暫くは、
リュノスの乗員がスタッフを兼務していた名残だ。